カスペルスキーは、個人向けのセキュリティ製品である「カスペルスキー セキュリティ」の新バージョンをリリースした。
Windows版、Mac版、Android版の「カスペルスキー インターネット セキュリティ」とiOS用のセーフブラウザが同梱する。それぞれのOSでの動作条件は、カスペルスキーのWebページを参照してほしい。
図2 製品紹介ページ |
基本的にOSがきちんと動作する環境であれば、問題ない。製品ラインナップは、表1の通りである。
■表1 製品ラインナップ | |
カスペルスキー セキュリティ(ダウンロード版) | |
1年1台版 | 3,980円(税込) |
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2年1台版 | 6,980円(税込) |
3年1台版 | 8,980円(税込) |
1年5台版 | 4,980円(税込) |
2年5台版 | 9,250円(税込) |
3年5台版 | 12,150円(税込) |
1年プレミアライセンス | 6,980円(税込) |
2年プレミアライセンス | 11,250円(税込) |
3年プレミアライセンス | 14,150円(税込) |
カスペルスキー セキュリティ(パッケージ版) | |
1年1台版 | 4,860円(税込) |
3年1台版 | 9,720円(税込) |
1年5台版 | 6,080円(税込) |
3年5台版 | 12,960円(税込) |
表1のうち、プレミアライセンス版は、購入者本人もしくは同一世帯の家族・同居人であれば、制限なく利用できる。製品のインストールは、それぞれのOS用のインストーラーをダウンロードして行う。
あとは、画面の指示に従い、インストールを進める。
アクティベーションを行い、保護が有効になる。図5は、メイン画面である。
カスペルスキー セキュリティの新機能や強化点
まずは新機能を紹介したい。Windows版では、OSの再起動時を狙って感染を試みるマルウェアのブロック機能を新たに搭載した。
[オペレーティングシステムの再起動中の感染を防止する]にチェックが入っているのを確認しよう。Mac版では、Wi-Fi使用時の安全対策が新機能として搭載された。安全ではないWi-Fi接続を行うと、図7のようなメッセージが表示される。
2020年の東京オリンピックを控え、各所で、無料のWi-Fi接続サービスが提供されるようになった。そのすべてが危険とはいえないが、一部には通信内容が盗み見されるような危険なサービスもある。
このように安全ではないと判定された場合の対策であるが、カスペルスキー セキュアコネクションを使いたい。Windows版ならば、無償版が同時にインストールされ、デスクトップにリンクが配置される(カスペルスキー セキュアコネクションは、今回よりMac版にも搭載された)。設定は非常に簡単で、中央のスイッチをオンにするだけだ。
カスペルスキー セキュアコネクションでは、仮想プライベートネットワーク(VPN)サービスで通信経路を暗号化する。他にも、他国を経由することで、自分の位置情報を隠すといったことも可能になる。
無償版は、1日200MBという制限がある。有償版はその制限がなく、1年5台で年間2,900円(税込)である(年間以外に1か月もある)。必要に応じて検討してほしい。
危険なサイトの診断機能に、従来の「安全(緑)」と「危険(赤)」に加え、今回の新バージョンでは、新たに「警告(黄色)」が追加された。
図10のようにブロックされる。同様に検索でも、危険なサイトなどの場合、警告が行われる。