Googleが提供するチャットアプリ「Google Allo」が、Webブラウザで利用可能となった。Google Alloおよびビデオ通話アプリ「Google Duo」の製品マネージャーとなるAmit Fulay氏がTwitterで発表した。利用にはAndroid向けのGoogle Alloアプリおよび、デスクトップ向けのChromeブラウザが必要となる。

Chromeブラウザで「Google Allo」が利用可能に

Web版のGoogle Alloでは、使用前にAndroid版Google Alloアプリとのペアリングが必要。Google Alloアプリから「QRコードのスキャン」を選択し、Web版Google Alloに表示されているQRコードを読み取ることで、Web版のGoogle Alloが使用できるようになる。QRコードはPCごとに固有のものが割り当てられる。また、写真の撮影や会話の削除といった一部機能はWeb版には用意されない。

Web版のGoogle Alloでは、Google アシスタントも利用できるようになった。Google アシスタントは、機械学習や人工知能を搭載した対話型アシスタント。天気情報やニュースなどのほか、メッセージの送信やメール確認などが行え、スマートフォン版では他のアプリとも連携できる。Web上でGoogle アシスタントとやりとりした内容はスマートフォン版のGoogle アシスタントと自動で同期されるため、天気情報やルート検索などをPCで調べ、あとからスマートフォンで内容を確認する、といった活用ができそうだ。

Chromeブラウザを使ってGoogle アシスタントとやりとり。チャット内容はAndroidスマートフォンのGoogle アシスタントと共有される