富士フイルムは1月19日、APS-Cサイズのイメージセンサーを搭載したミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-T20」を発表した。2月下旬の発売を予定しており、価格はオープン。推定市場価格は、ボディ単体で100,000円前後、レンズキット (XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS付属) で140,000円前後 (ともに税別)。
X-T20は、2015年6月に発売された「X-T10」の後継機種だ。APS-Cサイズのイメージセンサーは2,430万画素の「X-Trans CMOS III」となり、画像処理エンジンには「X-Processor Pro」を採用。像面位相差AFエリアを拡大しつつ、AFアルゴリズムも見直したことで、最速0.06秒の高速AF、ライブビュー撮影時5.0コマ/秒の高速連写、起動時間0.4秒、シャッタータイムラグ0.050秒、撮影間隔0.25秒のレスポンスを実現した。また、AF測距点を91点 (最大325点) に拡大したほか、ISO12800を通常感度として使用できる。
手になじむグリップ形状とボディデザインはX-T10を踏襲。ドライブダイヤルに「動画ポジション」を追加し、静止画撮影から動画撮影へ素早く切り替えられるようになった。露出補正ダイヤルには「Cポジション」を追加。最大±5段の露出補正を可能にしている。
タッチ対応の3型液晶モニターはチルト式を継続。4K動画撮影時に「フィルムシミュレーション」適用することもできる。そのフィルムシミュレーション機能には、滑らかな階調と引き締まった黒でモノクロ表現を豊かにする「ACROS」、フィルムの粒状感を再現する「グレイン・エフェクト」が新たに追加された。
本体サイズはW118.4×D41.4×H82.8mm、重さは約383g (バッテリー、メモリーカード含む)。Wi-Fi機能も搭載している。本体カラーは、ブラックとシルバーの2種類を用意する。