2015年にロボット事業に参入したXYZprintingは、ロボット関連の新製品を出展していた。第1弾製品として発売した2足歩行ロボット「Bolide Y-01」に続いて投入が予定されているのは、上半身が人型、下半身が車輪の移動型ロボット。底面のセンサーを使って、ライントレースが可能だ。価格は349ドルで、8月に発売するという。

ライントレースロボットのプロトタイプ

地面のラインに沿って移動することができる

ブースに展示されていたプロトタイプはゴツい熊のようなスタイルだったのだが、製品版は潜水夫のような外観になるようだ。前面の赤外線センサーで障害物を検知して避けたり、頭部のカメラで周囲を撮影したり、顔面のLEDマトリクスで表情を変えるようなことが可能。プログラミングにも対応している。

製品版はこうなるという。プロトタイプと違いすぎる……

顔にはLEDマトリクスを内蔵

頭部にはカメラを内蔵

足下には赤外線センサーを内蔵

底部にはライントレース用のセンサー

さらに、ロボットアーム「K-100」も8月の発売を予定している。Bolideと共通のサーボモーター「A1-16」(25kg・cm)とコントローラ「XYZduino M0」を使っており、3自由度バージョンが249ドル、6自由度バージョンが299ドル、6自由度+車輪バージョンが349ドル。

6自由度バージョンのロボットアーム

6自由度+車輪バージョン。移動もできる

2足歩行ロボット「Bolide Y-01」。完成品は119,800円で販売中

3Dデータが公開されているので、外装は自由にカスタマイズ可能

追加パッケージでクモ型ロボット「Bolide Crawler」にもなる

サーボモーターとコントローラは単体販売も行われるそうだ

Bolide Y-01のデモ。歩行はあまり速くない

そのほか、柱から生えたロボットアームも展示。何に使うんだ……