台湾MSIは27日、NVIDIA GeForce GTX 1080搭載カード「GeForce GTX 1080 GAMING X 8G」と「GeForce GTX 1080 SEA HAWK」を発表した。発売日は「GeForce GTX 1080 GAMING X 8G」が"近日中"で、「GeForce GTX 1080 SEA HAWK」は未定、価格はいずれも未定となっている。
MSIはすでにNVIDIA GeForce GTX 1080搭載カードとして、「GeForce GTX 1080 Founders Edition」の発売を予告しているが、これはNVIDIAが設計したクーラーを搭載するモデルで、今回発表となった「GeForce GTX 1080 GAMING X 8G」と「GeForce GTX 1080 SEA HAWK」はどちらも独自で冷却システムを構築している。
「GeForce GTX 1080 GAMING X 8G」は、空冷の「TWIN FROZR VI」を搭載。ファンブレードを改良し、風圧を高めたほか、ヒートパイプ形状を改良したスムース・ヒートパイプにより放熱性が向上したという。負荷が低いときにファンの動作を停止する「Zero Frozr」機能をサポートする。
また、Founders Editionから動作クロックを引き上げ、ベースは1,607MHzから1,708MHz、ブースト時は1,733MHzから1,847MHzへとオーバークロックしている。
このほか主な仕様は、メモリは256bit接続の8GB GDDR5X、メモリスピードは10,108MHz相当、補助電源ピンは8ピン×1+6ピン×1、TDPは180W。出力インタフェースは、HDMI 2.0b×1、DVI-I×1、DisplayPort 1.4×3。本体サイズはW279×D141×H42mm、重量は1,100g。
一方の「GeForce GTX 1080 SEA HAWK」は、Corsair製水冷ユニット「Hydro H55」を採用。水冷と空冷のデュアル冷却機構により、GeForce GTX 1080 GAMING X 8Gと同等の高クロックを実現する。また、基本的な仕様はGeForce GTX 1080 GAMING X 8Gと同じで、本体サイズはW270×D111×H40mm、重量は1,249g。