Mozillaは、1月26日(現地時間)にFirefoxの新バージョンとなる「Firefox 44」をリリースした。前バージョンの43からは、43.0.1から43.0.4までの4つのマイナーバージョンアップが行われている。

43.0.1では、以下の修正が行われた(2015/12/18)。

  • Windows版:Microsoftの新しい署名要件に合わせるため、SHA-256で署名された証明書を用意

43.0.2では、セキュリティアップデートと変更が行われた(2016/12/22)。

  • サーバ署名におけるTLS 1.2 ServerKeyExchange内でMD5署名が許容[中]
  • Windows版:Microsoftの新しい署名要件に合わせるため、SHA-256で署名された証明書を利用するように

43.0.3では、以下の修正が行われた(2015/12/28)。

  • NVIDIAのNetwork Access Managerを利用している際に発生するネットワークに関する不具合を修正
  • Windowsの設定によっては、Youtubeのいくつかの動画のデコードパフォーマンスが向上

43.0.4では、以下の修正と変更が行われた(2016/1/16)。

  • サードパーティ製のアンチウィルスソフトを利用している場合、Firefoxが起動時にクラッシュすることがある不具合の修正
  • マルチユーザーで利用するGNU/Linuxにおいて、ユーザーごとにダウンロードフォルダを作成可能に
  • SHA-1を利用する証明書を再び受理するように

したがって、Firefox 44へのバージョンアップは、43.0.4からとなる。本稿では、インストール手順や新機能などを紹介する。

Firefox 44のインストール

自動的にアップデートが行われるが、ここでは手動でアップデートを行う。Firefoxメニューの[ヘルプ]→[Firefoxについて]を開くと更新が自動的に開始される。[再起動して更新を完了]をクリックする(図1)。

図1 Firefox 44へのアップデート

新規に、Firefox 44をインストールする場合、FirefoxのWebページからインストーラーをダウンロードする(図2)。

図2 Firefoxのダウンロードページ

[Firefox無料ダウンロード]をクリックし、保存したファイルをダブルクリックして、 インストールを開始する(図3)。

図3 Firefox 44のインストール

画面の指示通りにインストール作業を進めてほしい。以降で、Firefox 41の新機能や変更点を見ていこう。