Windows 10を搭載するデバイスの月間アクティブ台数が2億台を突破した。Windows ExperienceブログでYusuf Mehdi氏(Windows&デバイスグループ担当CVP)が公表した。

昨年7月末に登場したWindows 10は、約2カ月で搭載デバイス数が1億1000万台を突破、さらに約3カ月で2億台に到達したことになる。Mehdi氏によると、昨年のホリデーシーズンにWindows 10デバイスは好調に販売を積み重ね、新しいWindows 10デバイスの40%以上がブラックフライデー(2015年11月27日)以降にアクティベートされた。ブラックフライデー以降のWindows 10の米小売PCシェア(NPD Group調べ)は、ブラックフライデー前の4週間から16ポイント増加し、62%に拡大した。

Windows 10は、Windows 7の140%近く、またWindows 8の400%近い、Windowsの過去最速ペースで伸び続けている。MicrosoftはWindows 10のリリースから2~3年で、Windows初の10億デバイス突破を目指している。

Mehdi氏は、搭載デバイス数以外にもWindows 10プラットフォームのホリデーシーズンのデータをいくつか公表した。たとえば、12月だけでWindows 10の使用時間数が110億時間を超え、月間最長記録を更新した。これはWindows 10になってユーザーがより長くWindowsデバイスと関わるようになっていることを意味する。またブラウザMicrosoft Edgeの12月の使用時間が445億分に達し、提供開始以来のCortanaへの質問数が25億を超えるなど、Windows 10の新機能・サービスが着実にユーザーに浸透している。

Windows Storeは、昨年のホリデーシーズンにPCおよびタブレットからの有料トランザクション数が倍増した。昨年12月のデバイスごとの売上高はWindows 10がWindows 8の4.5倍以上と、特にWindows 10ユーザーが好んで使用している。また12月だけで、有料製品を購入したユーザーの60%が同ストアの新規ユーザーだった。

ハードウエア製品は米国やカナダでSurfaceシリーズの新製品が好調だった。これらはまだグローバル展開が完了していない。中国や香港に続いて、5日にはオーストリア、オーストラリア、英国、フランス、ドイツ、スイス、ニュージーランドでSuraface Bookの予約受付が始まり、まもなく日本にも投入される。また、数週間中にインドでSurface Proの販売が始まる。