ケンコー・トキナーは5月8日、フルサイズ対応の交換レンズ「AT-X 24-70 F2.8 PRO FX」を発表した。ニコン用を6月初旬に、キヤノン用を7月初旬に発売する。希望小売価格は150,000円(税別)。

AT-X 24-70 F2.8 PRO FX(左からキヤノン用、ニコン用)

焦点距離24~70mmの全域でF2.8を実現した大口径標準ズームレンズ。ガラスモールド非球面レンズ3枚と超低分散ガラス3枚により、周辺部の解像度と周辺光量、ディストーションを補正しており、コントラストの高い描写を実現した。レンズ後群にG09 / G10 / G14の凸レンズ3枚と、超低分散ガラス(SDガラス)を配置したことで色収差も補正できる。

SDM(超音波モーター)を採用したことで、AF駆動時のモーター音を抑えている。そのほか、フォーカスクラッチ機構によってAFとMFの切り替えをスムーズに行えるなど操作性を高めた。フロントインナーフォーカス方式を採用しているため、合焦の際も全長は変わらない。

主な仕様は焦点距離が24~70mm、開放絞りがF2.8、最小絞りがF22、レンズ構成が11群15枚、画角が84.2度~34.49度、絞り羽枚数は9枚、最短撮影距離が0.38m、マクロ最大倍率は1:4.73。フィルターサイズは82mm。本体サイズは最大径89.6mm×全長107.5mm、重量は1,010g。