Amazon.co.jpは28日、著者が適切と思う長さで書籍を出版できるサービス「Kindle Singles」を開始した。400字詰め原稿用紙換算で通常30~150ページの書籍が対象。

Kindle Singles

2011年に米国のKindleストアで開始されたサービスで、著者が分量を設定した作品を、一冊99円~399円の価格帯で提供する。サービス開始当初はオリジナルの新作や翻訳作品などを提供。主なラインナップは、池井戸潤著「なるへそ」(43ページ、199円)、中田 永一著「ファイアスターター湯川さん」(112ページ、99円)、本谷 有希子著「〈この街から〉」(31ページ、99円)など。

サービスは、同社タブレット「Fire」シリーズおよび、iOSやAndroidなどのKindleアプリに対応。Kindle Singlesに直接作品を提供した場合、最大70%のロイヤルティーを受け取れるとする。