キヤノンは、新人写真家の発掘・育成・支援を目的とした文化支援プロジェクト「写真新世紀」の2015年度(第38回公募)応募受付を4月1日から開始すると発表した。
写真新世紀は、写真表現の可能性に挑戦する新人写真家の発掘・育成・支援を目的として、キヤノンが1991年にスタートした文化支援プロジェクト。銀塩・デジタル写真を問わず、自由で独創的な写真表現を応援しており、国内外で活躍する写真家を多数輩出するなど、新人写真家の登竜門として認知されている。
2015年度の審査員は、フリッツ・ヒールスベルフ氏(オランダ写真美術館キュレーター)を迎えるほか、澤田知子氏(アーティスト)、さわひらき氏(美術家)、清水穣氏(写真評論家)、ほか2名(計6名)の予定。
各審査員は7月に開催される「優秀賞選出審査会」において、すべての応募作品の中から優秀賞を1名ずつ計6名、佳作を3名ずつ計18名選出する。グランプリは、12月に代官山ヒルサイドフォーラムで開催予定の受賞作品展「写真新世紀東京展2015」の期間中に、優秀賞受賞者6名の中から1名が選出される。なお、グランプリ受賞者には奨励金100万円、副賞としてキヤノン製品、次年度の受賞作品展における個展開催の権利などが授与される。
申し込みはまず、2015年4月1日から同年6月3日までに写真新世紀のWebサイトで行う。続いて、応募作品を2015年4月1日から同年6月10日までに「写真新世紀」作品受付センターへ送付、またはオンラインにて送信する。