国内最大級の写真イベント「CP+2015」が、2月12日から2月15日まで神奈川県・パシフィコ横浜で開催中だ。パナソニックブースでは、スマートフォン機能を持つ「LUMIX DMC-CM1」や自撮り機能を強化した「LUMIX DMC-GF7」などのプロダクトのほか、「4K PHOTO」モードも体験できる。
スマホみたいな"カメラ"「LUMIX CM1」
ブース内で人だかりができていたのは、2015年1月に発表されたばかりの「LUMIX DMC-CM1」だ。Android 4.4やLTE通信機能を搭載したSIMロックフリーの"デジタルカメラ"で、撮像素子に有効2,010万画素の1型高感度MOSセンサー、レンズに35mm判換算時で広角28mmの「F2.8 LEICA DC ELMARIT(エルマリート)」を採用した本格仕様となっている。
【左】1型センサー搭載ながら、厚さは最も薄い状態で15.2mm。「LUMIX」ロゴ上にシャッターボタンが設けられている。その左隣のボタンをスライドさせることで、スマートフォンからカメラに切り替わる【右】あくまで"カメラ"という姿勢が貫かれており、カメラとしての仕様は本格的。レンズユニットも展示されていた |
2人の距離を縮めてくれる? 自撮り強化の「LUMIX GF7」
コンパクトなミラーレス「LUMIX DMC-GF7」は、上向き180度のチルトが可能な液晶モニターを採用したモデル。チルト液晶だけでもグンと自分撮りしやすくなるが、シャッターを切る仕組みとしてユニークな機能を搭載している。
それが「フェイスシャッター」と「フレンドリーシャッター」だ。フェイスシャッターとは、いったん手で顔を覆い隠してから再び手をどけると、カメラ側が自動でシャッターを切ってくれるという機能。フレンドリーシャッターは、2つの顔が一定距離以内に近づくとシャッターを切ってくれる機能。実際に筆者もフレンドリーシャッターでブース内のお姉さんと自撮りをしてみたが、けっこう近寄らなくてはならないのでちょっぴり緊張した。
「カメラの操作はよくわからないけれど、遊んでいる子供をかわいく撮りたい!」というママ向けに「キッズモード」をモードダイヤルに搭載(走っている子供のアイコン)。使用頻度の高いポートレートなどもモードダイヤルに組み込んで使いやすさにこだわった |
ひらひらと舞うモデルさんを「4K PHOTO」で
実際に4K動画を撮影して静止画切り出しを体験できる「4K PHOTO」コーナーには、「LUMIX DMC-GH4」「LUMIX DMC-FZ1000」「LUMIX DMC-LX100」が用意されている。いずれの機種にも、約800万画素の静止画切り出しに適した設定を一括で行う「4Kフォトモード」を装備。決定的瞬間を逃すことなく捉えられる、ということで、4K PHOTOコーナーには絶えずひらりひらりと舞い続けるモデルさんが。
撮った動画を再生・コマ送りしながら「ここだ!」という箇所を見つける作業はなかなか楽しい。被写体が常に動いていてもブレていない写真を手軽に撮影できた。