エムエスアイコンピュータージャパンは22日、NVIDIAのデスクトップ向け新GPU「NVIDIA GeFroce GTX 960」を搭載したグラフィックスカード「GTX 960 GAMING 2G」「GTX 960 2GD5T OC」を発表した。どちらも23日に発売し、店頭予想価格は「GTX 960 GAMING 2G」が税別30,980円前後、「GTX 960 2GD5T OC」が税別27,980円前後。
「NVIDIA GeForce GTX 960」は、第2世代Maxwellアーキテクチャの特徴である高い電力効率を備えた、ミドルレンジGPU。4K解像度でゲームをレンダリングして、実際に使っているディスプレイ解像度にダウンスケールすることで、細部の描画を向上させる「Dynamic Super Resolution(DSR)」や、負荷を抑えつつサンプル数の多いアンチエイリアスと同等の品質を実現するアンチエイリアス技術となる「MFAA」(Multi Frame sampled Anti-Aliasing)といった技術に対応する。
GTX 960 GAMING 2G
独自クーラー「Twin Frozr V」を搭載したオーバークロック仕様のモデル。2連の100mmファンは新設計のフィンにより、前世代の「Twin Frozr 4」と比較して5%のノイズ削減を実現した。8mm径ヒートパイプと6mm径ヒートパイプと、銅製ベースを組み合わせて冷却効率を上げている。また、低負荷時などGPUの温度が低い状態ではファンの動作を止める「Zero Frozr」機能in対応した。
MSI独自の設計基準である「ミリタリークラス 4」に準拠。オール個体コンデンサや電流容量の高いSFC(スーパーフェライトコアチョーク)、耐久性の高いHi-Cキャパシタといった高品質のコンポーネントを採用する。
主な仕様は、CUDAコア数が1,024基、ベースクロックが1241MHz、ブーストクロックが1304MHz(いずれもOCモード時)、メモリクロックが7,010MHz、メモリは128bit接続のGDDR5 2GB。PCとの接続バスインタフェースはPCI Express 3.0 x16。出力端子はHDMI×1、DVI-I×1、DisplayPort×3。TDPは120W、補助電源は8ピン×1。本体サイズはW267×D139×H36mm、重量は812g。
GTX 960 2GD5T OC
独自の「ARMORファン」を搭載したグラフィックスカード。ベースクロックを1178MHz、ブーストクロックを1241MHzまで引き上げている。「Twin Frozr V」と同様にGPUの温度が低いときはファンの動作を止めるセミファンレス機能を備える。
主な仕様は、CUDAコア数が1,024基、ベースクロックが1178MHz、ブーストクロックが1241MHz、メモリクロックが7,010MHz、メモリは128bit接続のGDDR5 2GB。PCとの接続バスインタフェースはPCI Express 3.0 x16。出力端子はHDMI×1、DVI-I×1、DisplayPort×3。TDPは120W、補助電源は6ピン×1。本体サイズはW273×D130×H37mm、重量は593g。