一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10日、Adobe Flash Playerの脆弱性に注意を喚起した。米Adobe Systemsが現地時間9日、脆弱性に対処したAdobe Flash Playerの最新版を公開している。
Adobe Flash Playerの脆弱性(APSB14-27)は、遠隔の第三者が細工したコンテンツをユーザーに開かせることで、システムを制御したり、任意のコードを実行したりする恐れがあり、Adobeはメモリ破損や情報漏えいなど計6件の脆弱性を修正した最新版を公開。脆弱性の深刻度は最も高い「critical」となっている。
最新の更新プログラムは、下記のバージョン。Google ChromeやInternet Explorer(IE)にインストールされているFlash Playerも影響を受けるが、各ブラウザを最新版にアップデートした場合、自動的に最新版のFlash Playerが適用される。
Adobe Flash Player 16.0.0.235(Windows、Mac、Google Chrome、IE10/11)
Adobe Flash Player 13.0.0.259(Extended Support)
Adobe Flash Player 11.2.202.425(Linux)
バージョンの確認は「Adobe Flash Player:Version Information」から、アップデートはFlash Playerダウンロードセンターから行える。