セキュリティソフトウェア「ESET」の日本における販売店であるキヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は、30日現在、「Google Drive」からファイルを盗む新ウイルスを確認したとして、注意を喚起した。
このウイルスに感染すると、Google DriveからMicrosoft Officeのファイル(Excel、Word、PowerPoint)やPDFファイルなどのドキュメントを、悪意ある第三者に閲覧される可能性がある。
ウイルスは、ESET製品では「Win32/Spy.Agent.OMQ トロイの木馬」「Win32/Spy.Agent.OMQの亜種 トロイの木馬」として検出。トレンドマイクロでは「TSPY_DRIGO.A」、シマンテックでは「WS.Reputation.1」、マカフィーでは「Generic Packed」、カスペルスキーでは「Trojan.Win32.Agentb.aayd」として検出される。
同社は対策として、ウイルス定義データベースの最新アップデートの実施、OSのセキュリティパッチの適用、JavaやFlash Playerなどソフトウェアのセキュリティパッチの適用、データバックアップの実施などを紹介している。