米SanDiskは9月30日(現地時間)、2.5インチ7mm厚、M.2 2280、mSATAフォームファクタのSSDとして、「SanDisk X300 SSD」を発表した。ラインナップは、128GB / 256GB / 512GB / 1TB(2.5インチのみ)の4モデル。
SanDisk X300 SSDは、基本的に企業向けPCのOEM用途を想定した製品。AES 256ビット暗号化やTCG Opal 2.0といったセキュリティ機能、Windows 8 / 8.1のInstantGo互換、デバイススリープ(DEVSLP)の低消費電力モードなどに対応する。
搭載するNANDフラッシュメモリは、SanDiskの1Y nm世代X3フラッシュ技術を採用したもの。SLCブロックとX3/TLCブロックを組み合わせた階層型キャッシュ技術、「nCache 2.0」が組み込まれている。
インタフェースはSATA3.2(6Gbps)で、本体サイズ/重量は2.5インチがW100.5×D69.85×H7mm/55.8g、M.2 2280がW80×D22×H2.23mm/7.15g、mSATAがW50.8×D29.85×H3.6mm/7.4g。
耐久性(TBW)は、128GBモデルが最大72GB、256GBモデルと512GBモデル、および1TBモデルが最大80GBとなっている。最大リード/ライト速度は下表の通り。
128GB | 256GB | 512GB | 1TB | |
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シーケンシャルリード | 520MB/s | 520MB/s | 530MB/s | 520MB/s |
シーケンシャルライト | 415MB/s | 470MB/s | 470MB/s | 460MB/s |
ランダムリード | 73,000IOPS | 91,000IOPS | 94,000IOPS | 98,000IOPS |
ランダムリード | 40,000IOPS | 57,000IOPS | 70,000IOPS | 67,000IOPS |