9月6日、女子クリエイターチーム「つくる女」による自作PCイベントが開催。声優の山下まみさんと漫画家の羽生麻里さんがGIGABYTE製のPCパーツをメインにゲーミングPCの自作に挑戦した。会場となったツクモパソコン本店には、多くのファンがつめかけ、PCが組み立てられる様子を見守った。
つくる女(「つくるじょ」と読む)とツクモのイベントは今回で3回目(4回目の開催もすでに確定している)。会場がオープンする前から(ほぼワンフロア分)階段に長蛇の列ができており、スタート10分前にはすでにほぼ満員(基本椅子なし)となるほどの人気イベントとなっている。
イベントでは、山下さんと羽生さんの2人だけでPCの組み立てを行う。組み立てている途中でミスがあるとホイッスルが鳴らされる。会場からのヘルプも一回限り有効だ。本来は60分で組み上げる予定だったのだが、組みあがったのは88分後(ニコ生の中継時間も急遽延長)。ちなみにホイッスルは完成までに9回鳴らされた。
今回作成のパソコンスペックシート。(AMD協賛イベントなのに大人の事情で)CPUはCore i7-4790K。前回の組み立てイベントでの反省を生かしたのか今回は(多少配線が甘くても蓋が閉まる)大型ケースを採用している。画面上に流れているのはニコ生の視聴者コメントだ |
同スペックマシンでのBF4マッチも
その後「組みあがったPC」でプロゲーミングチーム「DetonatioN」 BYCM所属のDustelBox氏と「Battlefield 4」で戦うゲーミング対決となった。ただ、組み上げたPCは1台だけで、OSやアプリケーションは入れてないし、そもそも組んだPCはまともに動くのだろうか? と思っていたら、対戦は同スペックで事前に組み上げていたPCを使用した。
DustelBox氏はBF4 アジア地区チャンピオンのプロゲーマー。なのでまともに戦っては勝てるわけがないということで、山下さんとのシングル対戦では1KILLあたりのポイントが5倍の上に「左手でマウス、右手でキーボードを操るサウスポー縛り」が採用された(右手用のゲーミングマウスを左手で操る)。結果は山下さんが8Kill(x5で40kill相当)に対しDustelBox氏が27Killで山下さんが勝利した。
これではヒドイということで、通常の操作で再戦したところ5Kill対38Killとなったが、DustelBox氏側の敵がいなくなったのでこれ以上殺せないという状態での中断だった。
次に羽生さんとのマルチプレイ対戦で、こちらのハンデは羽生さんが好きな武器、DustelBox氏はナイフだけで戦うというもの。DustelBox氏が得意とするマップのOperation Lockerという地の利を生かし、羽生さんが発砲する発火炎で位置を特定して、死角から忍び寄る戦法で勝利した。
同条件で再戦したところ羽生さんが「的確に当てる(DustelBox氏)」ために羽生さんが勝利。最後に武器ハンデなしで戦ったところ、最後に武器チェンジをおこなってナイフキルでDustelBox氏が勝利した。
秋葉原の自作PCイベントとしてはゆるめのイベントだが、どこまでが脚本でどこまでがハプニングか分からない中、自作PCの組み立てをハラハラしながら見るというのは面白い体験だった。