パナソニックは9月3日(独時間)、ドイツのベルリンで開催される「IFA 2014」のプレスカンファレンスにおいて、4K(3,840×2,160ドット)表示対応の液晶テレビ「VIERA(ビエラ) AX900」「X940」「AX630」の各シリーズを発表した。今秋発売と予告されているが、日本での発売などは現時点で不明。
AX900はパナソニックが培ってきたノウハウを凝縮した画質とデザイン性重視のフラッグシップモデル、X940は85型がラインナップされる「Ultra-Large Screen」と同社が謳うサイズ重視のモデル、AX630は55型、48型、40型がラインナップされる導入が比較的手頃なモデルとなっている。AX900のラインナップは、65型と55型の2サイズだ。
フラッグシップのAX900は3,000Hz駆動、X940は2,000Hz駆動、AX630は1,200Hz駆動の高速パネルを採用し、動きのある映像をなめらかに表示。AX900とX940では、クアッドコアCPUを搭載し、パワフルな処理が可能となっている。より正確かつ豊かな色再現、なめらかな階調表現を可能にする4K スタジオ マスターなども特徴。さらに、AX900はTHX認証を受けた「Local Dimming Ultra」により、深みのある黒と明るい白の表現を可能にする最高クラスの調光性能を備える。また、X940ははっきりした黒と繊細な階調表現を可能にする「Local Dimming Pro」を搭載。
そのほか、ユーザーの好みを学習してオススメコンテンツを表示する「my Stream」機能、録画番組やビエラで受信している放送中のテレビ番組をスマートフォンやタブレット端末へインターネット経由で配信する「TV Anywhere」機能など、高速処理が可能なCPU性能を活かしたネットワーク機能の強化なども図られている。