『ポケットモンスター』シリーズの最新作となるニンテンドー3DS用ソフト『ポケットモンスター オメガルビー』『ポケットモンスター アルファサファイア』の発売日が2014年11月21日に決定し、同時にさまざまな新情報が公開された。
この2作は、2002年にゲームボーイアドバンス用ソフトとして発売され、全世界で1,622万本を販売した(2014年3月末現在)を『ポケットモンスター ルビー』『ポケットモンスター サファイア』をベースにしたシリーズ最新作。豊かな自然に恵まれた「ホウエン地方」を舞台に、新たな冒険が繰り広げられる。
まず、それぞれのパッケージを飾るポケモンは、ホウエン地方に伝わる伝説のポケモン、大地を創造したとされるグラードンと、海を創造したとされるカイオーガが"ゲンシカイキ"した「ゲンシグラードン」「ゲンシカイオーガ」と判明。"ゲンシカイキ"の詳細は明かされていないが、ホウエン地方に伝えられている伝承には「自然のエネルギーによって圧倒的な力をみなぎらせた2匹の様は後世の人々をして『ゲンシカイキ』と言わしめ、それぞれの姿は『ゲンシグラードン』『ゲンシカイオーガ』と呼ばれた」となり、この"ゲンシカイキ"を遂げた2匹は、現代において本来の姿とあるべき強大な力を取り戻した姿だという。
この2匹の詳細も一部明らかとなり、「ゲンシグラードン」は、強力なこうげきに加えとくこうにもさらに磨きがかかり、ほのおタイプを新たに追加。全身にみなぎるエネルギーがマグマと化してあふれ出し、超高温で放熱しているため、常に身体の周囲には陽炎が揺らめいている。マグマ状の肉体が常に流動し、赤い皮膚はルビーのような質感に。たかさは3.5m→5.0m、おもさは950.0kg→999.7kgと増加しており、現在までに発見されたポケモンの中で最も重いとされていた「グラードン」だが、"ゲンシカイキ"を遂げることで、その記録をさらに更新している。
「ゲンシカイオーガ」の能力は、強力なとくこうに加え、こうげきもさらにパワーアップ。全身にみなぎるエネルギーが海水と化して体から湧き出し、肉体は海水に近い状態で半透明の姿に。青い皮膚はサファイアのような質感で輝き、体内から黄色く光を放っている。たかさは4.5m→9.8m、おもさは352.0kg→430.0kgとなり、特にたかさは元の「カイオーガ」から2倍以上に変化している。2匹ともに"ゲンシカイキ"後のとくせいは不明だが、続報で明かされる。
そして、本作は『ポケットモンスター X・Y』で初登場した"メガシンカ"の謎に迫る、壮大な物語になるという。"メガシンカ"は、ポケモンの秘めたパワーを一時的に解放し、通常の進化ではありえない力を発揮するもので、通常の進化と異なりバトルの間に発生。1度のバトルで"メガシンカ"できるポケモンは1匹のみ。"メガシンカ"をしたポケモンの中には、能力が上がるだけでなくタイプや特性が変わるものもいることから、バトルで一発逆転をするきっかけにもなる。この現象は、特定のポケモンと条件下でしか発現が確認されておらず、その起源や事象は未だ多くの謎が残されていた。
メガシンカしたポケモンは秘めたパワーを一時的に解放し、通常の進化ではありえない力を発揮する。メガシンカは通常の進化と異なり、バトルの間に発生。メガシンカしたポケモンは、バトルが終了すると元に戻るが、バトル中に元に戻ることはない。 また、1度のバトルでメガシンカできるポケモンは、1匹のみ。メガシンカをしたポケモンの中には、能力が上がるだけでなくタイプや特性が変わるものもいることから、バトルで一発逆転をするきっかけにもなる。この"メガシンカ"と本作で登場する"ゲンシカイキ"には、どのような関係にあるのか――本作の物語では、その謎にも迫っていくという。
物語の舞台となるホウエン地方は、横長の大きな本島と、その周辺に点在するいくつかの小島で構成。緑あふれる本島の中心には、もくもくと煙を吹き上げる活火山、そして青々と広がる海に浮かぶ島の数々があり、大自然の中で新たなポケモンが幕を開ける。
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