フェンリルは27日、展開中のタブの検索性を高めた新機能「Thumb-roll(サムロール)」機能を備えた、ブラウザ「Sleipnir」の最新版「Sleipnir 5 for Windows(5.1)」および「Sleipnir 4 for Mac(4.5)」をリリースした。

同社Webサイトより無料でダウンロードできる。Windows版の対応OSはWindows Vista / 7 / 8、Mac版の対応OSはMac OS X 10.6以降。

「Thumb-roll(サムロール)」機能のイメージ。カーソルをタブバーの端に移動させると、自動的にタブが横にスクロールしていき、目的のタブを検索しやすい

Windows版の「Sleipnir 5 for Windows(5.1)」およびMac版の「Sleipnir 4 for Mac(4.5)」では、新機能「Thumb-roll」を追加。タブにマウスカーソルを合わせ横に移動させると、カーソル位置に応じてタブが自動的に横スクロールし、多数のタブの中から目的のタブを見つけやすくする機能だ。従来は、ユーザー側で横方向にスクロールする操作が必要だった。

合わせて、Webブラウザで表示する文字のレンダリングを、ユーザーの環境や好みに合わせて調整する「フォントレンダリング機能」や、パフォーマンスの改善も図った。

Windows版では、ポータルフィールドの外観調整やブラウザ最大化時のパネル表示の改善などが図られている。Mac版では、IPアドレス判定を改善や、画像保存時に特定の設定で拡張子が付かない問題の修正、よく見るWebサイトの新着記事を表示する「Site Updates」の最新記事を取得する動作を改善している。