ヤマハ発動機は6月18日、電動アシスト自転車「PAS」シリーズの新モデルとして、大容量リチウムイオン充電池を採用した3モデル「PAS ナチュラ XL」「PAS ナチュラ XLスーパー」「PAS CITY-S8」を発表した。PAS ナチュラ XLとPAS ナチュラ XLスーパーは7月30日発売で、PAS CITY-S8は8月20日発売。希望小売価格は、PAS ナチュラ XLが125,000円、PAS ナチュラ XLスーパーが135,000円、PAS CITY-S8が139,800円。

「PAS ナチュラ XL」(左)と「PAS CITY-S8」(右)

従来、PASに使用されていたバッテリーの最大容量は8.9Ah。今回新たに採用されたバッテリーの容量は12.8Ahで、これまでの約1.4倍となっている。バッテリーのタイプはリチウムイオン充電池で、700~900回の繰り返し充電が可能だ。また、急速充電器も新開発。通常は約6.5時間かかる充電が、約3.5時間で済むようになった。

「トルクセンサー」「スピードセンサー」に「クランク回転センサー」を加えたトリプルセンサーシステムを採用。走行状況を的確に把握し、より滑らかなアシスト走行を実現する。内装変速機のギアポジションに応じてアシスト力をコントロールする「S.P.E.C.」機能を搭載。発進、加速、巡航、坂道走行と、広い範囲で適切なアシスト力を得ることができる。

3車種の違いは、PAS ナチュラ XLが長距離走行が可能なベーシックタイプ、PAS ナチュラ XLスーパーがアシストレベルを最大に引き上げたタイプ、PAS CITY-S8が内装8段変速機を備えた長距離通勤・通学用モデルとなっている。タイヤサイズは、PAS ナチュラ XLが26型、PAS ナチュラ XLスーパーが24型・26型、PAS CITY-S8が27型だ。

名称 PAS ナチュラ XL PAS ナチュラ XLスーパー PAS CITY-S8
全長 1,870mm 1,870mm(26型)/1,775mm(24型) 1,895mm
全幅 560mm 580mm
車両重量 28kg 27.6kg(26型)/26.5kg(24型) 29.6kg
走行距離(強/標準/オート) 47km/58km/66km 46km/58km/67km 47km/55km/64km
変速方式 内装3段 内装8段