Intelは2日、第4世代Intel Coreプロセッサの販売開始に合わせて、東京・秋葉原のベルサール秋葉原で「Intel Technology Day in Akiba 2013」を開催した。会場では第4世代Intel Coreプロセッサ製品をはじめ、最新チップセット「Intel 8」シリーズ搭載のマザーボードを一挙に展示。秋葉原にある各パーツショップを巡るスタンプラリーと福引も行われた。
「Intel Technology Day in Akiba」は、同社の新CPUの発売に合わせて開催される恒例のイベント。今年は前日の6月1日にも前夜祭として、「Intel Technology Night in AKIBA 2013」を開催。凹凸のある壁面などにプロジェクタで映像を投影して、より奥行きを感じさせる空間演出「3Dプロジェクションマッピング」を行った。
そして2日の深夜0時より第4世代Intel Coreプロセッサの深夜販売を実施。多くのユーザーが秋葉原のパーツ通りに詰め掛けた。深夜販売の熱気そのままに会場のベルサール秋葉原には、多くの参加者で賑わいを見せた。
インテル 代表取締役社長吉田和正氏 |
2日昼のイベントではインテル 代表取締役社長吉田和正氏も登場し、来場者に挨拶。「皆さんと直接接することができる場所、新しい技術やトレンドを世界に向けて発信する場所として、インテルにとって秋葉原はとても大事なところ」と話し、最新CPUの紹介を行った。
第4世代Intel Coreプロセッサの特徴として、吉田氏は「グラフィックス性能の向上」を上げる。「携帯電話やカメラを使って、動画や写真を撮影する機会が増えているが、解像度が非常に上がっている。こうした高解像度の画像を扱うにはグラフィックス性能の高いプロセッサが必要になる。ゲームもいまは内蔵グラフィックスでもかつてのミドルレンジGPUくらいのパフォーマンスを持っている」と性能の高さをアピール。
セールス&マーケティンググループのゼネラルマネージャ スティーブ・ダルマン氏 |
また、小型フォームファクタ「NUC」にも触れ、「今後Haswellを搭載した製品も出てくる。弁当箱よりも小さいサイズのPCでも4K2Kの高解像度の出力ができる。そうするとPCも使い方もより大きく変わっていくだろう」とした。
ここで吉田氏は"応援団"としてセールス&マーケティンググループのゼネラルマネージャであるスティーブ・ダルマン(Steven J. Dallman)氏をステージに招いた。ダルマン氏は「毎年、秋葉原に来ることができるのは私にとって名誉なこと。過去5年間でK型番を含むCore i7が最も売れているのは秋葉原。5年間Core i7をリードしてきた秋葉原の皆さんを素晴らしいと思う」と述べた。
「Intel Technology Day in Akiba」の会場では、PCベンダによる第4世代Intel Coreプロセッサ搭載製品に加えて、「Intel 8」シリーズチップセットを搭載したマザーボードの展示が行った。昨年は「スペース的な都合」で、Intel製マザーボードのみの展示だったが、今年は主要マザーボードベンダの製品を一同に展示した。