既報の通りIntelは6月2日、同社の最新CPUである第4世代Intel Coreプロセッサ(開発コード名:Haswell)を発売した。これに合わせて秋葉原の店舗で深夜販売が行われた。パーツショップが集中する通称"パーツ通り"は多くの人であふれかえり、最新CPUに対する注目度の高さがうかがえた。
今回深夜販売を行ったのは、「ドスパラ」「BUY MORE」「ZOA」の3店舗。第4世代Intel Coreプロセッサ以外にも、特価品の販売も行われ6月1日の20時から21時にはすでに店頭に人が並び始め、22時を過ぎる頃には第4世代Intel Coreプロセッサや特価品を買い求めるユーザーで埋め尽くされた。
「ドスパラ」ではテクニカルライターの高橋敏也氏によるトークショー「CPU今昔談義」のほか、豪華賞品が当たるという恒例の大じゃんけん大会を開催。
高橋敏也氏によるトークショーとじゃんけん大会 |
「BUY MORE」では"元PCパーツショップ店員M氏"こと森田氏による第4世代Intel Coreプロセッサの紹介と、PC DIY SHOP FreeTでおなじみのゲリラオークションが行われ、時折大きな歓声が上がるなど盛り上がりを見せた。
BUY MOREでのゲリラオークション。価格を競る際にも「3770円」や「4770円」などどこかで聞いた数字が出てくる |
目玉は5月23日に発売したばかりのGeForce GTX 780搭載カード(MSI製)。さすがに最新のハイエンドグラフィックスカードだけあってあっという間に値段が上がっていく。それでも通常価格よりもお得な75,000円で落札された |
カウントダウン間際には、インテル代表取締役社長 吉田和正氏も訪れ、盛り上がるパーツ通りの様子を視察した。
インテル代表取締役社長 吉田和正氏 |
そしてカウントダウンが行われ6月2日0時とともに第4世代Intel Coreプロセッサの販売を開始。ショップの袋を手から下げたユーザーたちは喜びの表情を見せていた。販売開始後も「BUY MORE」では森田氏による製品紹介が行われるなど、パーツ通りの熱気は冷めないようだった。
ショップ関係者の声を聞いてみたところ、やはり最上位モデル「Intel Core i7-4770K」が人気なほか、Ivy Bridgeと同様にTDP65Wの「Intel Core i7-4770S」やTDP45Wの「Intel Core i7-4770T」の注目度も高いという。価格は最上位のがおよそ38,000円前後。在庫はいまのところ、どの店舗も比較的潤沢だとしている。