三菱電機は15日、液晶ディスプレイ「Diamondcrysta WIDE」の新製品として、IPSパネル採用の23型フルHDモデル「RDT235WX」シリーズを発表した。光沢タイプ「RDT235WX-S」と非光沢タイプ「RDT235WX」を用意。5月31日より発売し、価格はオープン、店頭予想価格は「RDT235WX-S」が44,800円、非光沢タイプ「RDT235WX」が42,800円。
画面とベゼルの段差などを減らしたフラットサーフェスデザインを採用。画面まわりの非表示領域が約12mm(上/左右)しかなく、画面をより見やすくした。画面下には照光式タッチオンキーを備え、触れたときとリモコン操作時に点灯。普段は消灯しているため、画面に集中できるとしている。
MHL出力に対応したスマートフォンを接続して、スマートフォン画面を大きく表示する「スマホビューII」を備え、接続したスマートフォンの充電も可能。また、スマートフォン画面を2画面表示機能(PinP/PoutP)の子画面で表示するとき、縦横表示を自動で切り替えるほか、アスペクト比を9:16 / 10:16 / 4:3 / カスタムから選べる。
画像処理エンジンとして、三菱電機の液晶ディスプレイでおなじみの「ギガクリア・エンジンII」を搭載。超解像処理やブロックノイズ除去といった機能を持つ。画面モード機能の「アドバンスト DV MODE」は、静止画で4モード、動画で4モード、モバイルで4モードという多彩な画面モードを使い分けられる。スケーリング機能は、全画面拡大の「フル」、アスペクト比固定拡大の「アスペクト」、ドットバイドットの「リアル」、および縦横2倍拡大の「2×ズーム」。
アクションゲームなどで便利なスルーモードも利用でき、表示上のフレーム遅延を0.1フレームまで減らしている(三菱電機の独自測定による)。フレーム遅延数を画面上のOSDで確認することも可能。
そのほか主な仕様は、光沢タイプ「RDT235WX-S」と非光沢タイプ「RDT235WX」、輝度を除いてほぼ共通。光沢タイプ「RDT235WX-S」の輝度は230cd/平方メートル、非光沢タイプ「RDT235WX」は250cd/平方メートル。
解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)、光源は白色LEDバックライト、コントラスト比は1,000:1(CRO動作時8,000:1)、視野角は上下左右とも178度、応答速度(GTG)はIPSパネルながら高速な3.2ms。映像入力インタフェースは、DVI-D(HDCP対応)、HDMI、MHL/HDMI、D-Sub、D端子。2W+2Wのステレオスピーカーを内蔵し、ヘッドホン出力端子も装備。音声入力はRCAピンジャック(L/R)とステレオミニジャック。スタンドのチルト角は上20度/下5度で、取り付け位置変更タイプの高さ調節が可能(1段階あたり約15mmで3段階)。
消費電力は標準で45W、通常時で23.5W、スリープモードで1W以下、オフモードで0.6W以下。本体サイズはW533×D171×H390mm、重量は約4.5kg。