LGエレクトロニクス・ジャパンは4月3日、液晶テレビ「LG Smart TV」7シリーズ17製品を発表した。4月下旬より順次発売され、価格はいずれもオープン。

ラインナップは最上位モデルの「LA9600」シリーズが55V型(推定市場価格35万円前後)、「LA8600」シリーズが60V型(同35万円前後)、55V型(同28万円前後)、47V型(同23万円前後)、42V型(同17万円前後)の4製品、「LA6600」シリーズが55V型(同23万円前後)、47V型(同17万円前後)、42V型(同14万円前後)、32V型(同9万円前後)の4製品、「LA6400」シリーズが55V型(同21万円前後)、47V型(同16万円前後)、42V型(同13万円前後)、32V型(同8万円前後)の4製品、「LA6200」シリーズが60V型(同27万円前後)の1製品、「LN570B」シリーズが32V型(同6万円前後)の1製品、「LN4600」シリーズが26V型(同5.5万円前後)、22V型(同4.5万円前後)の2製品となっている。

新製品を前に写真撮影に応じるLGエレクトロニクス・ジャパンのマーケティング統括常務・李起旭氏(左)と商品企画&マーケティングチーム部長の土屋和洋氏(右)

新製品では、シリーズ名称の「Smart TV」の通り、スマートテレビ関連の機能を進化させた。2012年発表の従来モデル同様にマジックリモコンを採用し、Web検索を音声で行える「ボイスサーチ」機能を新たに搭載。リモコンのマイク部に向かってキーワードを発するだけで検索を行えるようになっている。

また、リモコンを上下左右に振るだけで操作を行える「ジェスチャー操作」機能も搭載。リモコンを振って数字を描くことで、見たいチャンネルの番号を入力することもできる。

「マジックリモコン」では、上下左右に動かしてチャンネル入力を行うことができる

さらに、テレビ上部に搭載されたカメラを利用した「モーション認識」機能も新搭載する。カメラに手の動きを認識させることで、音量調整や選局などの基本的な操作を行うことが可能。

なお、ボイスサーチとジェスチャー操作にはマジックリモコンが必要で、LN570BとLN4600の両シリーズではマジックリモコンを別途購入する必要がある。また、LA6600とLA6400、LA6200、LN570B、LN4600はカメラを搭載しないため、ボイスサーチ機能を利用するには別売のマイク内蔵コミュニケーションカメラ「AN-VC400」が必要。

説明員による「モーション認識」の実演。選局や音量調整などの基本的な操作を行える

スマートフォンとの連携も重視されており、スマートフォンやタブレット端末などのモバイル機器で見ていた動画などをテレビに映せる「Miracast」や、テレビの映像をリアルタイムでモバイル機器へ転送する「2nd Display」機能を搭載。同機能を利用するにはWi-Fi(無線LAN)でモバイル機器とテレビを接続する必要がある。

付属の「Tag On ステッカー」をNFC(近距離無線通信)対応のモバイル機器にかざせば、Miracastや2nd Displayを手軽に楽しめる「Tag On」機能も備えている。

「Miracast」や「2nd Display」など、スマートフォン連携も重視

「Tag On ステッカー」を手に持つLGエレクトロニクス・ジャパンの土屋氏

そのほか、極細のフレームを採用する「CINEMA SCREEN」も進化。55V型モデルでは、2012年発表の「55LM9600」が4.9mmだったのに比べて、今回発表された「55LA9600」では2.6mmとさらに狭額になっている。

搭載するチューナー数はいずれも地上/BS/110度CSデジタル×各2基となっている。USB接続の外付けHDDへの録画にも対応し、裏番組録画も可能。

なお、LA9600、LA8600、LA6600の3シリーズはウーファー内蔵の2.1chサウンドとなっており、他シリーズは2chサウンド。