コンシューマ向けOCRソフトの開発も手掛けるメディアドライブは、サーバー向けアプリケーションに名刺OCR機能を組み込むための開発キット「名刺認識ライブラリ v.2.0 for Linux」を3月18日より発売する。価格は525,000円。対応OSは、CentOS 5.6/6.0以降、Red Hat Enterprise Linux 5.6/6.0以降。開発環境にGCC 4.1.2以降が必要となる。

同社は、古くからOCR製品を手掛けるソフトウェアメーカーで、コンシューマ向けには「やさしく名刺ファイリングPRO」シリーズやOCR機能付きの家計管理ソフト「やさしく家計簿」シリーズなどOCRを活用したソフトをラインナップにそろえる。発売される「名刺認識ライブラリ v.2.0 for Linux」は、サーバー向けアプリケーションに名刺OCR機能を組み込むためのライブラリで、クラウドサービスや業務システムに名刺認識機能を追加、名刺情報を自動でテキスト化し集中管理するなど、カスタマイズを実現する。

新バージョンでは、最新の名刺認識エンジンを搭載し、認識精度の向上が図られているほか、日本語、英語のほか中国語と韓国語の名刺認識にも対応している。また、市販のフラットベットスキャナや複合機を使って取り込む場合に、ランダムに配置された名刺を自動で切り抜けるなど顧客管理や受付案内システムなどに名刺OCR機能を追加できるようになる。