米Seagate Technologyは5日(現地時間)、HDDにNAND型フラッシュメモリを組み合わせたSSHD(Solid State Hybrid Drive)の新製品を発表した。同社では第三世代となる2.5インチ製品と同時に、初のデスクトップPC向けの3.5インチ製品も登場している。

なお、既報のとおり同社には7,200rpmの2.5インチHDDの生産を年内で終了させる計画があり、今後コンシューマ向けのハイパフォーマンス製品をどのような戦略で展開していくかが注目されている。

Seagateの最新SSHD。右が3.5インチ製品

2.5インチ製品は、500GBで7mm厚の「ST500LM000」と1TBで9.5mm厚の「ST1000LM014」の2モデル。ともに8GBのNAND型フラッシュメモリを内蔵し、PC Mark VantageのAverage HDD Scoreは19,838(同社計測値)。10秒未満でWindows 8を起動でき、5,400rpmのHDDに比べ最大5倍のパフォーマンスを出したという。

左:ST500LM000、右:ST1000LM014

ST1000LM014

3.5インチ製品は、1TBで20.17mm厚のモデルと2TBで26.10mm厚のモデルの2種類(型番不明)。ともに8GBのNAND型フラッシュメモリを内蔵する。PC Mark Vantageを使ったベンチマークテストにおいて、通常のHDDを使ったシステムに比べ4倍高速な結果が得られたという。

3.5インチSSHD製品