パナソニックが2013年2月に発売した「DMR-BXT3000」は、同社としては初めてとなる、いわゆる"全録レコーダー"だ。先行している東芝の「REGZA(レグザ) Z7」やバッファローの「ゼン録」との大きな違いとなっているのが、地上デジタル放送だけでなく、BS/110°CSデジタル放送の番組も蓄積できるという点だ。
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パナソニック、地デジ/BS/110度CSの6番組×16日分を自動録画するレコーダー(2013年1月25日)
まずは製品の概要をチェック
DMR-BXT3000が搭載しているチューナーは、通常の番組録画用が1基に、同社では「チャンネル録画」と呼んでいる番組の蓄積用に、地上デジタル×6基+BS/110度CSデジタル×3基という構成だ。この中から、最大で6つまでのチャンネルの番組を全て録画することが可能だ。もちろん、時間帯を指定して録画を行うことも可能ではある。なお、通常録画用のチューナーは1基なので、2番組の同時録画には対応していない。
内蔵しているハードディスクの容量は2TBで、そのうち番組録画用エリアは250GB。チャンネル録画用エリアは1チャンネルあたり約290GBとなっている。ここに、2~15倍の圧縮率で、チャンネル録画を行うことになる。番組録画部の容量が少ないのだが、これはUSB HDDで増設可能なので、さほど問題にはならないだろう。一方のチャンネル録画部の容量が1チャンネルあたりで指定されていることは面白い点だが、これについては後述する。
チャンネル録画された番組は、「チャンネル録画一覧」と呼ばれる一種の番組表に表示される。通常の番組表で番組を選択すると、そこで予約を行うという流れになるのに対して、チャンネル録画一覧では、再生という流れになる。この点は、他の"全録"レコーダーと変わりはない。
上の写真が、DMR-BXT3000のホーム画面だ。左下の「チャンネル録画番組を見る」が、チャンネル録画一覧の表示だ。「最新ニュース」と「最新天気予報」は、チャンネル録画で指定されたチャンネル内での最新の天気予報やニュースを、ダイレクトに視聴するためのものだ。
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