カシオ計算機は26日、小型プロジェクターを活用した店頭向けサイネージ機器「カシオサイネージ」とともに、サイネージ事業への参入を発表した。導入費用はおおむね100万円程度の見込みで、2013年1月より事業を開始するという。

カシオサイネージは、店頭でリアルなキャラクターを投影する小型プロジェクタータイプの機器。ファストフード、コンビニ、レストランなど、導入店舗の特性にマッチしたキャラクターを選べ、来店者に向けて音声で語りかける動作も可能。これらのコンテンツは、店舗側で用意する素材をもとに、カシオ側が音声付き動画として生成するシステムを採用した。キャラクターや音声などは簡単に変更できるため、リピート客も飽きさせないとしている。コンテンツはマルチランゲージに対応し、日本語/英語/韓国語/中国語など、来店者自信で言語を変更することも可能。

カシオサイネージのコンテンツ例

ファストフード

コンビニエンスストア

レストラン

スーパーマーケット

アパレルショップ

また、カシオサイネージと連携するクラウドサービスも提供する予定。一例として、カシオサイネージはNFCチップを内蔵しており、スマートフォン向けに各種クーポンなどの店頭配布などが挙げられている。

カシオサイネージの本体サイズは約W470×D535×H195mm(スクリーンを含む高さは最大573mm)、重量は20kg以下としており、工事不要で店頭に設置できる。プロジェクター部分の光源はレーザー&LEDのハイブリッド、高原寿命は約2万時間、投影方式はDLP、表示素子は0.7型XGA(1,024×768ドット)。