Cooler Masterは6日、CPUだけでなく電源回路やメモリも冷却できるL字型形状のトップフロータイプCPUクーラー「風神ワイド」を発表した。販売開始は9月14日の予定。価格はオープンで、店頭予想価格は6.000円。

「風神ワイド」

マザーボードと放熱フィンの間に広い空間を設けるユニークなL字形状によって、CPUクーラーのファンの風がCPU周辺の電源回路部にも効率良く流れるようになっている。メモリや電源回路の冷却は、システムの安定動作に効果が見込める。なお、同形状により、マザーボード上のヒートシンクやメモリなどとの干渉も減らすことができる。

クーラー本体は、CPUと接する銅製のベースに電気メッキを施してあり、CPUとの密着性や耐腐食性を高めている。144mm×140mmの大型放熱フィンを搭載し、材質はアルミで、5本のヒートパイプを内蔵する。対応ソケットは、IntelプラットフォームがLGA1366/1156/1155/775、AMDプラットフォームがSocket FM1/AM3+/AM3/AM2+/AM2。

標準搭載のスリーブベアリング型140mmファンは、600rpm~1,600rpmまでの広い回転数に対応するワイドレンジ仕様のPWMファンだ(別途120mmファンに換装可能)。同標準ファンでの風量は29.84~85.36CFM+-10%、風圧は0.26~1.39mmH2O+-10%、騒音値は20.00~35.08dBA。電源コネクタは4ピン。動作寿命は40,000時間。

本体サイズ/重量は、W144×D140×H98.4mm(ファン含む)/628g(本体490g、ファン138g)。