アイ・オー・データ機器は28日、企業向けNAS製品の「LAN DISK Z」シリーズに1Uラックマウントモデル「HDL-Z4WSCR」シリーズを追加した。4月下旬より発売し、容量別に3モデルを用意。価格(税別)は4TBモデルが198,000円、8TBモデルが225,000円、12TBモデルが298,000円。
Windows Storage Server 2008 R2を搭載したラックマウント型NAS。CPUにIntel Atom D2700(2.13GHz)と、4GBのメモリを搭載する。HDDの搭載台数は4台で、ホットスワップ対応。RAID機能はRAID 0(ストライピング)/5(分散パリティ)に対応する。同時最大接続数は50台。
ストレージ仮想化ソフト「VVAULT Professional OEM」を搭載し、NASやUSB HDDなどのストレージを統合可能。接続できるストレージ数は最大99台。ドライブを独立管理してドライブレターを割り当てられる「マルチディスクモード」も備える。「VVAULT Professional OEM」は1年間利用可能で、更新用ライセンスは、期間に応じて3種類を用意。価格は1年で50,000円、2年で95,000円、4年で180,000円。
そのほか主な機能は、フォルダ/ファイル単位でアクセス権を設定できる「共有フォルダ設定」、記憶容量の上限を設定する「クォータ」、特定の拡張子を持つファイルを保存拒否する「ファイルスクリーン」、プリントサーバ機能など。Windows Server Backupによる完全/増分バックアップにも対応する。
管理者向けにリモートデスクトップ機能を搭載するほか、本体にディスプレイを接続しての管理も可能。専用管理ソフトとして「ZWSマネージャー」が付属する。
インタフェースは、Gigabit Ethernet対応の有線LANポート×2、USB 3.0×2、USB 2.0×5(正面×1、背面×4)、eSATA×2。サーバーラック取り付け用のラックマウントレールを標準で添付する。本体サイズは約W430×D484×H44mm、重量は約9.5kg、ラックマウントレールの重量は約1.7kg。対応OSはWindows XP/Vista/7、Windows Server 2003 SP1/2003 R2、Windows Server 2008/2008 R2。