ハーマンインターナショナルは15日、AirPlay搭載のiPhone/iPad用ドックスピーカー「JBL ONBEAT AIR」を発表した。9月19日よりアップルストアで先行販売を開始し、10月上旬から一般発売となる。店頭予想価格は30,000円前後。

JBL ONBEAT AIR(写真のiPad/iPhoneは別売)

アップルのワイヤレスストリーミング技術「AirPlay」に対応し、無線LAN環境でiTunesやiOSデバイスの音楽をワイヤレスさいせい可能。同社ではすでにAirPlay対応スピーカーとしてディスプレイやFMチューナーを搭載した「JBL ON AIR WIRELESS」を販売しているが、「JBL ONBEAT AIR」は付加機能を省くことで求めやすい価格を実現したベーシックモデルとなる。

iPod/iPhone/iPad対応のDockコネクタを搭載しており、接続状態での音楽再生や充電、リモコンによる操作が行える。「JBL ON AIR WIRELESS」では形状からiPadをDockに接続することができなかったが、本機ではiPadもセット可能。ただし、ランドスケープモード(横向き)での設置ができるのはiPhone/iPod touchに限られる。USBケーブルでPC/Macと接続すれば、データの同期も可能だ。インタフェースは3.5mmステレオミニ入力や映像出力端子も装備しているので、iPhone/iPad/iPod以外のオーディオプレイヤーの接続やテレビなどへの映像表示も行える。

ドライバーユニットは、強力なネオジウムマグネットと独自のアルミコーンを搭載した45mmフルレンジのPhoenix SEを2基搭載。高効率かつクリーンなデジタルアンプにより、高品位なJBLサウンドを実現した。本体デザインは音質に悪影響を与える内部定在波の発生を抑えるため、平行面を排除。高い安定性とデザイン性を両立させている。

背面

側面

主な仕様は、最大出力が総合13W(6.5W×2)、周波数特性が70Hz~20kHz、Wi-Fi規格がIEEE802.11b/g対応、サイズがW275×D146×H150mm、重量が900g(本体のみ)。電源はACアダプタ。