米AMDは7日(現地時間)、同社が次世代のハイエンド・デスクトップPC向けに計画している新プロセッサおよびプラットフォームの製品ブランド名を、「FX」に決定したと発表した。これにより、「Zambezi」の開発コード名で知られていた次期プロセッサの製品ブランドが、「AMD FX」になることが正式発表されたことになる。
Zambeziは近日発売予定で、CPUコアに「Bulldozer」(開発コード名)を採用する最初のプロセッサ製品。ネイティブで最大8コア、かつ倍率ロックフリーという特徴が明らかにされている。なお、Bulldozerコア・アーキテクチャについては、同社が「Llano」(開発コード名)の次世代にあたるAPU「Trinity」(開発コード名)などでも採用する計画であることが判明している。
対応チップセットは、Socket AM3+対応の「AMD 9シリーズ」で、こちらは既に発表済みの製品だ。これらに、AMD Radeon HD 6000シリーズを組み合わせたプラットフォームをさして、「Scorpius」というコード名も与えられている。