AeroCoolのブースで紹介したいのは、オープンエアケース(いわゆる"まな板")の「STRIKE-X AIR」。まな板としてはかなり大型の製品になるが、E-ATXが使えるなど、大型ケースならではの拡張性・汎用性の高さがウリだ。9月くらいに出荷を開始する予定だという。

クモを意識したデザインだという「STRIKE-X AIR」

あまりに巨大な"まな板"

最近のまな板としてはAntecの「Skeleton」が定番であるが、このSTRIKE-X AIRとはかなり大きさが異なる。Skeletonのサイズが33.0(H)×37.6(W)×41.9(D)cmだったのに対し、STRIKE-X AIRの横幅は実測値で60cm程度。結構なスペースを用意できる人でないと、ちょっと買えないかもしれない。

しかし大きい分、拡張性は非常に高く、マザーボードはE-ATXまで利用可能。拡張スロットは10本分あり、長さのあるグラフィックスカードでも利用できるスペースがある。またトップカバーが高い位置にあるため、パーツの高さに対する制限があまりなく、ハイエンドCPUクーラーも設置できる。水冷用の穴も用意されている。

トップカバーを開けるとマザーボードのスペースがある。かなり広い

背の高いCPUクーラーでも利用できるのが大きな特徴

ドライブベイは左側にある。5インチ×3、3.5インチ×3を用意

電源ユニットは後部に格納。スライドするようになっていた

まな板は簡単にマザーボードにアクセスできるため、頻繁にパーツを交換するユーザーや、基板上のボタンを押すことが多いオーバークロッカーなどに便利。一般的なまな板は比較的コンパクトであるため、拡張性が犠牲になっている場合が多いが、このSTRIKE-X AIRはそういった制約をあまり感じることなく利用できるだろう。

最大17ファンを搭載可能

また通常スタイルのフルタワーケースとしては、「STRIKE-X ST PRO」を投入する。こちらもゲーマー向けとして、電源ユニットは2台搭載可能。3.5インチベイ×10、5インチベイ×4という高い拡張性を備えている。また最大17個のファンを搭載できるという、冷却性の高さもアピールされていた。

右側のケースが「STRIKE-X ST PRO」

電源は上下に2台搭載できる。また上下にはそれぞれ20cmファンも

サイドパネルにはなんと12cmファン×9個を搭載可能

トップにはUSB3.0×2ポート、ファンコンも用意されていた