アイ・オー・データ機器は18日、PCI Express x1に対応した地上/BS/110度CSデジタルの3波ダブルチューナーカード「GV-MVP/XS2W」と、シングルチューナーカード「GV-MVP/XS2」を発表した。GV-MVP/XS2Wは6月中旬の発売予定で価格は21,000円(税別)、GV-MVP/XS2は6月上旬の発売予定で価格は15,700円(税別)。

「GV-MVP/XS2W」

「GV-MVP/XS2」

GV-MVP/XS2Wはデジタル3波(地上/BS/110度CS)対応のダブルチューナー、GV-MVP/XS2はデジタル3波(GV-MVP/XS2)のシングルチューナーを搭載。それ以外の機能はほぼ同等。miniB-CASカードを採用することで、コンパクトな本体サイズを実現した。デジタル放送の機能では、字幕放送、EPG、データ放送、双方向サービス、音声多重などに対応。

ハードウェアトランスコード機能により、デジタル放送の解像度を保ったまま最大15倍圧縮(MPEG-4 AVC/H.264形式)の録画が可能。録画した番組の編集とダビング10に対応し、CMカットや1フレーム単位で編集したものを、ブルーレイディスクやDVDメディアに書き込める(DVDへのダビングはSD品質)。CD自動検出機能もある。

また、ソニー・コンピュータエンタテインメントのポータブルゲーム機「PSP」へダビングしたり、SDメモリーカードにダビングして各社の携帯電話で再生することもできる。

ネットワーク配信にも対応し、PCで録画した番組を薄型テレビや別のPCで視聴することが可能。視聴するクライアント側はDLNAとDTCP-IPに対応している必要があり、PCで視聴する場合は動画再生ソフト「DigiOn DiXiM Digital TV」をインストールする。

iPhoen/iPadへの配信もサポート。放映中の番組をiPhoen/iPadでリアルタイム視聴したり、PCで録画した番組をiPhoen/iPadで再生できる。

本体サイズ/重量は、GV-MVP/XS2Wが約W105×H103.7mm(スロットカバー/突起部を含まず)/約82g、GV-MVP/XS2が約W90×H68.9mm(スロットカバー/突起部を含まず)/約54g。対応OSはWindows XP(SP2以降)/Vista/7。