富士フイルムは5日、35mm判換算で広角28mm~140mm相当のフジノン光学式5倍ズームレンズや、3.5型ワイド・タッチパネルを採用したデジタルカメラ「FinePix Z900EXR」を16日に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は3万円前後。

「FinePix Z900EXR」 カラーはレッド / ピンク / ホワイト / ブルー / シルバーの5色を展開

同製品のタッチパネルは、画面にタッチした2本の指を広げたり狭めたりすることで、再生画像の拡大や縮小表示が行えるマルチタッチ操作に対応。画面にタッチするだけでピントを合わせたり、そのシーンに最適な画質設定を行って自動でシャッターを切る「タッチEXRオート」も利用できる。また、液晶画面を上下2画面に分けて画像を表示する「2画面サクサク再生」機能や、ページをめくるようなアニメーション表現でコマ送り再生ができる新インターフェースを採用。

撮像素子には、撮影シーンに応じて3つの撮像方式を切り替える同社独自のEXR技術を採用した1,600万画素の「EXR CMOSセンサー」、画像処理エンジンには、信号処理能力を高めた「EXRプロセッサー」を採用。これにより、夕焼け・青空・緑・ビーチ・スノーなどのシーン認識、人物の有無や逆光の判断、「EXR CMOSセンサー」による撮像方式の自動切り替えを組み合わせた49パターンから、最適な設定を自動選択する「プレミアムEXR AUTO」を可能にしている。

そのほか、フルHD(1920×1080ピクセル)の動画撮影、最大約12コマ / 秒(400万画素)の高速連写、動画撮影中に最大800万画素の静止画記録、タッチ操作によってグルーピングした画像だけを再生できる「電子フォトアルバム」機能、360度のパノラマ画像を自動合成できる「ぐるっとパノラマ360」、「ペット自動検出」と「ペットオートシャッター」などの機能を搭載する。

記録メディアは約63MBの内蔵メモリーのほか、SD / SDHC / SDXCカードに対応。サイズは、100.8(W)mm×59(H)mm×18.2(D)mmで、バッテリーとメモリーカードを含んだ重量は約151g。