両社のブースは、CATVや協同視聴用の機器などを中心としているが、ここでは、一般家庭向けの製品についてのみ取り上げる。

DXアンテナのブースでは、地デジ用平面アンテナ「デジキャッチフラット」シリーズがメインの展示。現行モデルの「フラット800」、6日に発売される「UAH900」「UAH1900」などが展示されている。UAH900/UAH1900は、八木アンテナ25素子相当という、平面アンテナとしては現時点で最高の受信感度を持つ製品。フラット800は、八木アンテナ20素子相当。いずれも、壁面や、手すりなどへ取り付けることができる。

市場最強の受信感度を誇る「UAH900」「UAH1900」

背面部。BS/CSの信号を混合させることができる

平面アンテナというと「手軽」というイメージがあるが、同社によると、メリットはそれだけではないらしい。近年の新築戸建て住宅では、屋根に太陽光パネルを設置するケースが増えてきている。屋根上にアンテナを設置しているケースでは、台風などの災害でアンテナが倒れた際に、パネルが破損し、大きな金銭的被害となるケースがあるそうだ。壁面への設置には、もしもの場合に、これらの被害を防ぐという意味もあるとのことだ。

マスプロ電工のブースでも、やはり平面アンテナが大きなスペースで展示されている。こちらは、ディズニーキャラクターを採用したというモデル。また、平面アンテナだけでなく、ミッキーマウスのデザインを採用した室内アンテナも参考出展している。こちらの室内アンテナは、まだ、正式に発売が決まったものではなく、サイズなども含めて、詳細を調整している段階とのことだ。

ディズニーキャラクターを採用した平面アンテナ

ミッキーマウス型の室内アンテナ

また、同社ブースでは、自動車に搭載されているアナログテレビで地デジを受信するためのセット「MOVT2」「MOVT2D」も展示。MOVT2/MOVT2Dは、受信したワンセグ放送を、VHFに変換するというもので、現在使用しているテレビをそのまま利用できるのがポイント。配線もシンプルで、電源を接続し、あとは自動車のフィルムアンテナの裏にこのセットのアンテナを取り付けるだけでOKだ。

アナログ放送用のカーテレビでワンセグ放送を受信するためのセット「MOVT2」

フィルムアンテナの裏にワンセグ受信/送信アンテナを張りつけるだけ