米NVIDIAは12日、GF104の開発コードネームで知られてるアッパーミドルクラスのデスクトップ向けGPU「GeForce GTX 460」を発表した。ラインナップはメモリ容量768MBモデルと、同1024MBモデルの2モデル。即日発売され、搭載カードの米国内での参考価格は768MBモデルが199ドル、1024MBモデルが229ドル。
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【レビュー】「GeForce GTX 460」を試す - 新GPUコア"GF104"の基礎性能とオーバークロック性能
200ドル帯のGPUながら、既存のハイエンドGPUに匹敵する高性能を実現するというGF104コアを採用する。これはGeForce GTX 465/470/480で採用しているGF100(Fermi)コアの派生アーキテクチャと見られ、製造プロセスは40nmで、DirectX 11/Shader Model 5.0をサポートする。
主な仕様は、768MBではSP(CUDAコア)数が336基、コアクロックが675MHz、シェーダクロックが1350MHz、メモリタイプはGDDR5で動作クロックは900MHz(データレート3600MHz)、メモリ接続バスの帯域は192bitで、メモリ容量は768MBだ。バスインタフェースはPCI Express (2.0)。公称最大消費電力は150Wとされ、補助電源コネクタは6ピン×2。
1024MBはメモリ容量が1024MBとなり、メモリ接続バスの帯域が256bitとなるほか、ROPユニットの数も異なり、768MB版の24基から32基へと増量されている。それにともない、公称最大消費電力も160Wとやや増える。ほか両モデルとも、リファレンスのカード厚は2スロットで、映像出力端子はDVI-I×2、Mini HDMI。