MSIはCOMPUTEX TAIPEI 2010開幕の前日、報道関係者向けのプレスミーティングを開き、展示予定の各種新製品等を紹介した。

デスクトップ、ノートブックPCでの最新キーワードは「3D」。MSIではオールインワン(AIO)デスクトップタイプの「AE2420 3D」、そしてノートブック型では「GT660 3D」を投入する。AE2420 3Dは24型ワイドのマルチタッチ対応液晶パネル、CPUにCore i5 650(3.2GHz)、GPUにMobility Radeon HD 5730を採用している。同社では"マルチタッチに対応するAIOにおいて"という条件で"世界初の3D対応"をうたっている。同時にRadeonでの3D対応という点も興味深い。Radeonで3Dを実現することの詳しい情報は得られなかったが、3DメガネはNVIDIAの3D Vision同様にシャッターグラス式を採用している。また、3D関連デバイスとしてマイク、ヘッドホン、3Dグラスを一体化した「Wind 3D Armor」も明らかにしている。

マルチタッチAIOとして世界初の3D対応をうたうAE2420 3D

フルHD対応のマルチタッチ対応液晶ディスプレイを搭載

シャッターグラス式のメガネというのは3D Visionと同様の方式

3D対応製品だが、GPUはMobility Radeon HD 5000シリーズ(Mobility Radeon HD 5730)Roxioの3D Blu-rayで再生デモを行っていた

ヘッドセットと3Dメガネが一体化したゲーマー向けデバイス「Wind 3D Armor」

GT660 3Dは偏光グラス式の3Dを採用したゲーミング向けノートブック。CPUはCore i7-720QM、GPUはGeForce GTX 285を採用し、メモリも最大12GBまで搭載可能とされる。ゲーミング向けの要素として、CPUとGPUの同時オーバークロック機能、DYNAUDIO製スピーカーとDTS対応のオーディオ機能を搭載している。

3D対応ノートのGT660。本体手前にクリップ型メガネもあるとおり、偏光グラス方式を採用したことで3D対応へのコストアップを抑えている