米NVIDIAは5月31日、GeForce GTX 400シリーズの新たなGPU製品として、「NVIDIA GeForce GTX 465」を発表した。従来の400シリーズ同様にFermiアーキテクチャを採用するが、ストリームプロセッサ(CUDAコア)の数を制限するなどして、ミドルクラスの製品としている。

「NVIDIA GeForce GTX 465」のリファレンスカード。映像端子はDVI-I×2、mini HDMI×1

主な仕様は、SP(CUDAコア)数が352基、コアクロックが607MHz、シェーダクロックが1,215MHz、メモリタイプはGDDR5で動作クロックは801.5MHz(データレート3,206MHz)、メモリ接続バスの帯域は256bitで容量は1,024MBだ。バスインタフェースはPCI Express (2.0)。公称最大消費電力は200Wとされ、補助電源コネクタは6ピン×2。リファレンスのカードサイズは9.5インチの2スロット厚となる。

NVIDIAの発表にあわせ、いくつかのカードベンダが製品リリースを発表しており、日本国内向けにはエムエスアイコンピュータージャパン、ASUSTeK、ZOTAC、GALAXY、ドスパラ(Palit製)などが、6月1日以降、順次製品発売を予定している。それら製品の店頭実勢価格は30,000円前後~3万円台中盤が予想される。