「Corel VideoStudio Ultimate X3」

「Corel VideoStudio Pro X3」

コーレルは同社のビデオ編集ソフト「Corel VideoStudio」最新版となる「Corel VideoStudio Ultimate X3」(価格20,790円)、「Corel VideoStudio Pro X3」(価格15,540円)を4月16日より発売する。なお、ダウンロード版は既に先行して販売されており、同社Webサイトで購入できる。対応OSは、Windows XP / Vista(32/64ビット) / 7(32/64ビット)。また、体験版も同社Webサイトからダウンロードできる。製品はアップグレード版や優待版のラインナップも用意されており、詳細は以下の通り。

Corel VideoStudio Ultimate X3 Corel VideoStudio Pro X3
通常版 20,790円 通常版 15,540円
特別優待版/アップグレード版 15,540円 特別優待版 10,290円
アカデミック版 12,390円 アップグレード版 8,379円
ダウンロード通常版 16,800円 アカデミック版 8,190円
ダウンロードアップグレード版 12,800円 ダウンロード通常版 12,800円
- ダウンロードアップグレード版 7,980円

製品は多彩な効果やテンプレートを使って"プロ並み"の本格的な映像が作成でき、初心者からコアユーザーまで幅広く利用されているビデオ編集・ディスクオーサリングソフトになる。パン&ズームやオーバーレイ、トランジションやクロマキーを使った合成など、タイムライン上の複数トラックに各種効果を配置して、こだわりの映像を作ることができる。また、Intel Core iシリーズへの最適化が図られており、高精細なハイビジョン映像でも高速に変換できる。従来バージョンでは、上位バージョンのみであったブルーレイディスクへの書き込み対応が、今回からPro / Ultimateの双方で対応する。

新バージョンではユーザーインタフェースが一新。1.取り込み 2.編集 3.完了の3ステップがタブで表示され、画面左上にプレビュー画面、右上にトランジションやタイトル、カラー/装飾、フィルターなどの効果が直感的に理解しやすいサムネイルで配置。ユーザーはこれらを対応する各種トラックへドラッグ&ドロップするだけでプロフェッショナルな効果を映像に配置できる。

また、インスタンスプロジェクト機能が新たに追加。26種類のテンプレート(ダウンロードでさらに追加可能)に使いたい動画や写真を置き換えるだけでテンプレートに設定してある各種設定、トランジション情報などをそのまま保持して適用できる。コンテンツボタンと呼ばれるダウンロードボタンも追加されており、テキストアニメーションやフォントパック、テンプレートなどを随時ダウンロードすることも可能になった。

Corel VideoStudio起動UI。できるかぎり直感的な操作で映像を扱える工夫がなされている

フィルタやエフェクトも多数追加されており、写真や動画をスケッチするような描画効果「オートスケッチフィルター」ほか、タイトルトラックへのフィルター適用が可能になっており「誇張フィルター」、「ビネットフィルター」、「波紋フィルター」、「ゴーストフィルター」などの効果を適用できる。

圧倒的なエフェクトの数々が右上部にサムネイルで表示。ここからドラッグ&ドロップでタイムライン上に配置

新搭載されたオートスケッチフィルター。映像や写真をスケッチから呼び起こすような効果

上位版にあたるUltimate版の新機能としては、56種類のNewBlueフィルターが追加。撮影した映像に映り込んだ人物や車のナンバーなどおに部分モザイクをかける「部分モザイク」のほか「ピクチャインピクチャ」、「サンプラーエフェクト」などのプロフェッショナルエフェクト。音声に対する補正や効果を適用できるオーディオフィルター、GPUのビデオ処理能力を利用し、X/Y、振幅、周波数、フェーズなどをカスタマイズして3D表現の幅を広げる「Corel FX」なども搭載される。

Ultimate版に搭載される「Corel FX」

そのほか、両バージョン対応の新機能として、HDV/AVCHDでの撮影日情報の取り込みに対応。取り込んだ撮影日をタイトルとして取り込み、各種エフェクト、アニメーションの適用も可能になった。