シグマはこのほど、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ「SD15」を発表した。価格はオープンで、発売日と店頭予想価格は未定。
同製品は、RGBを3層で取り込む1,406万画素(2,652×1,768×3層)のフルカラーイメージセンサー「X3ダイレクトイメージセンサー(CMOS)」を採用。原理的に偽色が発生しないため、光と色の情報を余すことなく取り込んで立体的で臨場感のある画像が得られるとのこと。
また、X3ダイレクトイメージセンサー専用に開発された画像処理エンジン「TRUE II」を搭載しており、センサーが捉えた全ての情報を劣化させずに高速処理して、色彩豊かな高精細かつ立体的な描写を実現するという。複雑な光の状況下でも正確な露出制御を実現する「77分割新型AEセンサー」や、フルカラーイメージセンサーが捉えた光を効率よくデジタル信号に変換する「AFE(Analog Front End)」も搭載する。
記録メディアに、SD / SDHCカード、マルチメディアカードを採用したほか、屋外での視認性も高い約46万ドットの3.0型広視野液晶モニターを搭載して扱い易さも向上。10万回の耐久性を持つデジタル対応シャッターにより信頼性の向上も実現した。
そのほかの機能として、21コマの連続撮影機能、レンズ交換作業時のゴミ・ホコリの侵入を防ぐダストプロテクターの装備、ミラーの振動によるブレを軽減する2モーターシステムとミラーアップ機構の採用、最新のRAW現像ソフト「SIGMA Photo Pro4.0」を同梱する。
本体サイズは144(W)mm×107.3(H)mm×80.5(D)mmで、電池を除いた重量は680g。バッテリーパワーをアップして縦位置撮影用のグリップにもなる「パワーグリップ」や、エレクトロニックフラッシュ、リモコン、リレーズ等のオプションも用意されている。