三菱電機ブースでは、有機EL方式のスケーラブルディスプレイと、BDとHDDの両方を搭載する液晶テレビという2つの世界初をメインの展示としている。
スケーラブル有機ELディスプレイは、小さな有機ELディスプレイを縦横にいくつも張り合わせたもので、同ブースのメインステージに設置されているものは、150V型。同社によると、このスケーラブル有機ELディスプレイは、オーロラビジョンの延長上にある製品ということで、ディスプレイパネルを張り合わせることで、サイズはいくらでも大きくすることが可能とのことだ。
また、10月末に発売予定の液晶テレビ「BHR」シリーズも展示。同社は、アナログブラウン管テレビ時代には、大画面の三菱として一時代を築いたメーカーだが、デジタル時代への対応が遅れたことなどにより、液晶テレビのブランド「REAL」のシェアや知名度は決して高いものではない。そこで同社が発表したのが、世界初のHDD/BD内蔵の液晶テレビ。設置スペースを取らない一体型ボディに、BDとHDDを内蔵した製品。録画機能内蔵タイプのテレビというと、入門機的な製品が多いのだが、同モデルは、MZWシリーズ譲りの高画質に、同社のBDレコーダーのフル機能を搭載したという製品。来場者の反応はおおむね良好で、同社としても確かな手答えを感じているとのことだ。
また、そのほかには、バックライトにレーザー光を使用したレーザーテレビなどが参考出展されている。