日立ブースでは、「Woooがつくる映像生活の新時代」というテーマで、同社の薄型テレビWoooを中心とした展示を行っている。メインステージでは、Woooの全ラインナップを、その横には超薄型モデルWooo UTの限定色バージョンも展示されている。

「Woooがつくる映像生活の新時代」が日立ブースのテーマ

ブース内に入ると、入り口付近に設けられているのが「録る」「つながる」コーナー。Woooの録画機能、iVDRの応用事例、アクトビラやDLNAなどのデモンストレーションが行われているほか、将来的にWoooに組み込まれる可能性のあるさまざまな技術についてのデモンストレーションも行われている。そのうちの1つが、今回の同社ブースでの大きな目玉となっている「ジェスチャーリモコン」。リモコンの内蔵センサーで人の手の動き検知してテレビを操作するという試み。

また、テロップを利用した動画シーン検索技術についてのデモも行われている。放送に含まれているテロップをOCRによって取り込み、メタデータとして保存。読み込まれたテロップの一覧が画面に表示され、その場面にダイレクトにジャンプできるというもの。シーンだけでなく、コンテンツの検索にも利用できるとのことだ。これらの技術は、再生方法の強化のための一つの試みということだが、現時点では製品に採用されると決まっているわけではないとのことだ。

これら以外にも、LEDバックライトを採用した試作モデル、3Dテレビ、ホワイトボードのように書き込みが可能なテレビなどの展示も行われている。

メインステージの横には、超薄型テレビWooo UTシリーズの限定色モデルも展示される

ジェスチャーリモコンのデモコーナー。会場では、写真の地球のグラフィックを手の動きで動かすというデモが行われている

操作する人の手の動きを読み込むセンサーが組み込まれたリモコン

番組中にながされるテロップからシーンを検索する技術も展示

テロップにOCRをかけて、メタデータとして保存し検索に利用する

「超解像技術」や「超高圧縮符号化技術」につても参考出品されている。超解像技術は、SD解像度の映像をHD並みに、また、HDの映像はそれ以上の繊細な映像にするというもの。超高圧縮符号化技術は、2Mbpsといった低ビットレートで、破綻なくフルHDの映像を電送するという技術