ライカカメラジャパンは、APS-CサイズのCMOSセンサーを搭載したコンパクトデジタルカメラ「ライカX1」を2010年1月に発売すると発表した。価格は未定だが、市場想定価格は20万円前後。
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APS-CサイズのCMOSを採用した「X1」 |
ライカX1に搭載された有効1220万画素のCMOSセンサーは、デジタル一眼レフカメラなどで採用されている「APS-C」サイズ。コンパクトデジタルカメラながら大型の撮像素子を搭載しているのが特徴だ。
レンズには、35mm判換算時で36mm相当となる「ライカ エルマリート f2.8 / 24 mm ASPH.」を採用した。レンズ構成は、非球面レンズ1枚を含む8枚6群。最小撮影距離は60cmで、マクロ撮影時は30cmとなる。なお、光学/デジタルのズームは行えない。
最大記録画素数は4,272×2.856ピクセル。記録形式はJPEGのほか、DNG形式のRAWにも対応する。「JPEG＋RAW」の同時記録も行える。ISO感度はオート/100～3200、シャッタースピードは30～1/2000秒の範囲で設定できる。連写速度は秒間3コマ。記録メディアにはSDHC/SDカードを採用し、約50MBの内蔵メモリーを搭載する。
背面には2.7型(23万画素)の液晶モニターを備え、側面にはUSB端子のほか、HDMI出力端子などを備える。内蔵ストロボはポップアップ式を採用。オート、オート/赤目軽減、強制発光、強制発光/赤目軽減、スローシンクロ、スローシンクロ/赤目軽減、先幕/後幕シンクロの設定可能。外部ストロボにも対応しており、システムフラッシュユニット「SF24D」や「SF58」が利用できる。
撮影(露出)モードは「プログラムオート」のほかに、「絞り優先オート」「シャッター優先オート」「マニュアル」という3つに対応する。画像調整機能として「フィルムモード」を搭載しており、「標準」「ビビッド」「ナチュラル」「BWナチュラル」「BWハイコントラスト」の5種類のフィルム効果を選択できる。
電源には「ライカBP-DC8 充電式バッテリー」(リチウムイオン充電池)を使い、CIPA規格で約260枚の撮影が可能だ。本体サイズは124(W)×59.5(H)×32(D)mm。重量は約286g(本体のみ)。
付属アクセサリーとして、ライカBP-DC8 充電式バッテリー、バッテリー充電器(ライカBC-DC8)、バッテリー保護カバー、革製キャリングストラップ、USBケーブル、レンズキャップのほか、アドビ システムズ「Adobe Photoshop Lightroom」のダウンロード使用権を同梱する。
