米Western Digital (WD)は9月1日 (現地時間)、3.5インチSATA HDD「WD Caviar Black」と「WD RE4」の出荷開始を発表した。記憶容量は2TB。64MBキャッシュを備え、回転数が7200rpmのハイパフォーマンス製品だ。

Caviar Blackはデスクトップおよびワークステーション向け、WD RE4はサーバおよびNAS向けだ。インタフェースはSATA 3Gb/s。プラッタは1枚500GBで4枚構成。パフォーマンスを引き上げるために、WDは64MBのバッファ容量と「デュアルプロセッサ」を採用した。

モーター軸の両端を固定して振動を抑える「StableTrac」、ヘッドとディスクメディアの接触を避ける「NoTouch ramp loadテクノロジ」が安定した動作を実現。ほかにも2つのアクチュエータでデータトラックのポジショニング精度を高める「デュアルアクチュエータ」、シーク速度を最適化する「IntelliSeek」などを備える。

WD Caviar Black

エンタープライズ向けとなるWD RE4はMTBF(平均故障間隔)が120万時間。Active Power Save、最新のRAFFテクノロジ、多軸衝撃センサー、NCQ、圧力センサーなどを装備する。

Caviar Black 2TBモデル(WD2001FASS)の米国での価格は299ドル。WD RE4 2TBモデル(WD2003FYYS)は現在、一部OEMのみへの提供となっている。