アートワークの自動取得やWindows Media DRMのサポートが追加された「Songbird 1.1.1」

Pioneers of the Inevitableは、オープンソースのジュークボックスソフト「Songbird 1.1.1」を公開した。対応プラットフォームはWindows XP / VistaとMac OS X (Intel)、およびLinux (i686 / x86_64)。バイナリパッケージは無償ダウンロードが可能。

今回のリリースでは、アルバムアートワークをオンデマンドで取得する機能を追加。トラックを指定しアートワーク取得の操作を行うだけで、Last.fmのWebサイトから条件が一致するアートワークをダウンロードできる。フォルダ監視機能の実装により、特定のフォルダに加えた変更を自動的にライブラリへ反映させることも可能になった。

再生機能も強化。コアエンジンの改良によりWindowsでの再生性能が向上したほか、MP3ファイルに埋め込まれたメタデータにより、無音部分を飛ばしてギャップレス再生する機能が追加された。再生時の音量を一定レベルに補正するリプレイゲイン機能も用意されている。

Windowsとポータブルデバイス間におけるデータ転送規格「MTP」のサポートも強化、Windows Media DRMで保護されたトラックの再生も可能になった。ただし現時点では、Philips GoGear S5245 / 85など一部のデバイスしか互換性テストは完了していない。

Songbirdは、MozillaのXUL (XML User interface Language) をベースに開発されたジュークボックスソフト。音楽CDからリッピング / エンコードする機能は未実装だが、各種Webサービスと連携した機能や、アドオンのインストールによりiPodなどのポータブルオーディオとの連携も可能。