米Microsoftは1月26日 (現地時間)、Internet Explorer (IE) 8のRelease Candidate (RC) 1をリリースした。対応OSはWindows Vista/ XP、Windows Server 2008/ 2003。日本語を含む25言語のバージョンが用意されており、IE8のサイトからダウンロード入手できる。なおIE8のベータ版をインストールした後にWindows XP Service Pack 3を導入したユーザーに対しては、IE8 RC1をインストールする前にベータ版を手動で削除することを推奨している

IE8の開発では優先されるWeb標準と従来のIE標準への対応方法が議論となったが、RC1をもって基盤の開発が完了した。プラットフォームとしてはRC1のふるまいが、そのまま製品版へと引き継がれる。Beta 2からの変更点としては、信頼性・パフォーマンス・互換性の強化のほか、Favoritesバーへのアイテムの収納方法を改善するなど利用体験を向上させる試みが挙げられている。

IE担当のゼネラルマネージャーであるDean Hachamovitch氏によると、RC版から最終版はフィードバックを参考に重要な修正を施すのみにとどめるそうだ。また新たな脅威となっているClickjackingについて、ユーザー側から対策を講じられるようにセキュリティコミュニティと共同で開発作業を進めていることを明かした