米Intelは18日付けで、CPU製品の価格表を更新した。変更があったのは主にデスクトップ向けの「Core 2 Quad」で、上位モデルが大きく値を下げたほか、新たに省電力モデルも追加された。最上位の「Core i7」シリーズに動きはない。

クワッドコアCPUである「Core 2 Quad」シリーズの新価格は以下の通り。最も値下げ率が大きかったのは最上位モデルの「Q9650」で、530ドルから316ドルへと一気に40%も安くなった。そのほか、「Q9550」「Q9400」「Q8300」「Q8200」の各モデルでも、16%~20%の値下げが行われている。

■Core 2 Quadの価格(1,000個ロット時の単価)
モデル クロック L2 TDP 旧価格 新価格 値下率
Q9650 3.00GHz 12MB 95W 530ドル 316ドル 40%
Q9550s 2.83GHz 12MB 65W - 369ドル 新規
Q9550 2.83GHz 12MB 95W 316ドル 266ドル 16%
Q9400s 2.66GHz 6MB 65W - 320ドル 新規
Q9400 2.66GHz 6MB 95W 266ドル 213ドル 20%
Q9300 2.50GHz 6MB 95W 266ドル 266ドル -
Q8300 2.50GHz 4MB 95W 224ドル 183ドル 18%
Q8200s 2.33GHz 4MB 65W - 245ドル 新規
Q8200 2.33GHz 4MB 95W 193ドル 163ドル 16%
Q6600 2.40GHz 8MB 95W 183ドル 183ドル -

また、「Q9550s」「Q9400s」「Q8200s」のように、末尾に「s」が付くモデルも追加された。特徴は、TDPが65Wに下げられていること。それぞれ、s無しの通常モデルに比べて80~100ドル程度のプレミアが付いているが、省電力版ということで人気が出そうだ。

そのほか、Core 2 Duoでは「E7500」(2.93GHz/3MB)、Pentium Dual-Coreでは「E5400」(2.80GHz/2MB)という新モデルの追加も行われている。