Mac OS X標準の書庫ファイル (.pkg) を展開するユーティリティ「unpkg 4.0」が公開された。動作環境はMac OS X 10.4.11 / 10.5.6以降、GNU GPL2準拠のオープンソースソフトウェアとして無償公開される。

約2年半ぶりのアップデートとなる今回のリリースでは、プログラム全体をPythonで書き換えたほか、複数のパッケージが1つにまとめられた複合パッケージ (.mpkg) に対応。パッケージのフォーマットはMac OS X 10.5から変更されているが、今回のアップデートによりMac OS X 10.5以前 / 以降の両パッケージ形式をサポートしている。

Mac OS Xで利用されるパッケージ (.pkg) には、PAX形式で圧縮されたファイル群のほかバッチ処理用スクリプトなどが収録されている。このユーティリティを利用すれば、インストールされるファイルすべてをディレクトリ構造ごと展開することで、パッケージに含まれる任意のファイルが抽出可能になる。

Mac OS Xで利用されるパッケージを展開できる「unpkg 4.0」