Lunascapeは10日、ブラウザLunascape5.0 α3(Genesis)をリリースした。同社Webサイトからダウンロード可能。

同社によるAcid3テストスコア

Lunascape5.0 α3(Genesis)は、先日同社が世界へ向けて「日本発」のブラウザとしてリリースした「Lunascape5 Genesis α3」(英語版)の日本語版にあたり、Webkit(r38928)、Gecko(1.9.1b3pre)などの最新エンジンを搭載、ウェブスタンダードプロジェクトのAcid3テストでは97/100をマークしているほか、iGoogleやLivedoorメールなどのSSLページが開けない不具合、Googleツールバーを表示している場合の強制終了など12の不具合の修正が施された。

新機能として、スキン機能の強化としてジョイントボタン機能を搭載。ボタンごとに「一つ前のボタンとつなげる」、「一つ前のボタンと間を空ける」のメニューが追加された。これによりツールバーに表示されるボタンのグルーピングや個々のボタンの配置間隔の設定が可能となるほか、ボタンをドラッグ&ドロップすることでボタンの属性を変更させる機能など、ブラウザ使用時のユーザビリティの向上が図られている。

ジョイントボタン機能

また、WebKitの「Web Inspector」機能を同社が日本語化して搭載。レンダリングエンジンを「Webkit」の状態で右クリック → [Inspect]を選択することで、任意のWebサイトでページ表示のパフォーマンスを測定できる。Web Inspectorでは、HTML要素は青、スタイルシートは緑、画像は赤、JavaScriptはオレンジというように4種類の色分けがなされ、表示時間を項目ごとに一覧できる。これによりWebページのコーディングを含めたパフォーマンスを手軽に測定できる。